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キャパの季節╱『キャパの十字架』と展覧会 [本]

昨年末、「文藝春秋」の新年特別号の新聞広告を見て、即買いに行きました。理由は、「渾身のノンフィクション」として、沢木耕太郎の「キャパの十字架」とあったから。
キャパは大好きな写真家のひとり。そのもっとも有名な写真「崩れ落ちる兵士」についてのスクープだというのだ。
それによると、「崩れ落ちる兵士」は撃たれていなかったという。この写真の真贋については以前から議論があったというが、こんなに突き詰めていて、納得できるものはない。そればかりでなく、本当にキャパが撮ったのか、という新たな疑問をも提示する驚くべき内容なのだ。
わたしなら途中まででもじゅうぶん結論に飛びついても構わないと思ってしまうのだが、きっちり論証するというのはこういう仕事なんだと、沢木耕太郎のすごさを改めて感じてしまった。

そして今、書籍化された『キャパの十字架』を改めて読んでいるところ。

キャパの十字架.jpg

『キャパの十字架』沢木耕太郎 文藝春秋

まだ途中だが、書籍になって、雑誌掲載時よりさらに緻密に描かれているようだ。

そして、雑誌のほうを読んだ直後に、以前から読もう読もうと思っていた、キャパの『ちょっとピンぼけ』をこれを機に読んだ。

ちょっとピンぼけ.jpg

『ちょっとピンぼけ』ロバート・キャパ 文春文庫

今年はキャパ生誕100年で、ちょうど今、横浜美術館で、横浜美術館の持っている「ロバート・キャパ コレクション」全点とキャパのパートナーであったゲルダ・タローの写真を紹介する、「ロバート・キャパ╱ゲルダ・タロー 二人の写真家」展が開かれている。

capa01.jpg

先週の日曜日に行ってきたのだが、『キャパの十字架』で非常に重要なのだが、(わたしは)写真家としての存在をまったく知らなかったゲルダの写真、その活躍も見ることができ、そして改めてキャパの写真もじっくり見て、とても面白かった。3月24日までだ。本と展覧会、両方合わせて見られるいい機会です。
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