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『コリーニ事件』 [本]

まったくチェックしてなくて、雑誌を買いに本屋さんに行ったら、フェルディナント・フォン・シーラッハの新刊が並んでいた。

コリーニ事件.jpg

『コリーニ事件』フェルディナント・フォン・シーラッハ著 酒寄進一訳 東京創元社

前2作、『犯罪』『罪悪』もとてもおもしろかった。著者自身が刑事事件弁護士であり、人が犯罪を犯す理由や背景を淡々と描いている。
今回の『コリーニ事件』は著者初の長編だ。長年ドイツで暮らしてきたイタリア人、67歳のコリーニが大金持ちの実業家であるハンス・マイヤーを殺害した。この事件の国選弁護人になったのは新米の弁護士だが、引き受けてしまってから、実は被害者が親友の祖父で、子どもの頃には家族同然の関係であったことがわかった。弁護をするべきか葛藤もある中で、真実を追求しようとする。
コリーニは自供はするものの、殺害の動機をどうしても話そうとしなかった。被害者と加害者の接点は見つからない。裁判の負けは確実かと思われたが……。

一気に読みました。簡潔な文章だけれど、自分も法廷で聞いているようなかんじでした。ネタバレになるので書けませんが。初の長編でもおもしろかったです。翻訳もうまいのでしょうね。前2作も合わせておすすめです。
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